患者さまからよくあるご相談

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患者さまからよくあるご相談


Q. 私は子宮頸がんシスプラチンと5fuを2クールその後子宮全摘しました。2クール目から脱毛が始まり手術時には脱毛も終わったかなと思ってましたが術後1ヶ月後からまた脱毛がはじまり未だ(今で2ヶ月も)脱毛中です。こんな脱毛はありますか?

A.

基本は、抗がん剤治療後2週間以降ぐらいから脱毛が始まります。多くの方が継続して治療を行いますので、治療中はほぼ継続して脱毛しているという方が多いです。
治療に受ける副作用は、個人差が非常に強く一概には断定できず、毛髪のサイクルを考慮すると脱毛はまだ長くかかることが考えられます。



Q. シャンプーの頻度は? 髪の毛が少なくなればシャンプーは必要ないですか?

A.

髪の毛が少なくなっても、頭皮は次の髪を育むために頑張ってターンオーバーしています。この時期に頭皮を清潔に保っておくことが、次の生えてくる髪のための「強い土壌」作りにつながるので、これまで通りの頻度でシャンプーを続けてください。
特に脱毛がはじまる時期(投薬開始後2週間前後)は、身体の抵抗力も落ちてくるため、頭皮も吹き出物が出やすい状態です。できるだけ頭皮を清潔にしておく、抜けた髪が絡んだ状態のまま放置しない、無理に抜かないなど、頭皮に負担をかけないように過ごすことが大切です。



Q. シャンプーはどんなものを使えばいいですか?

A.

頭皮も顔の皮膚と同じように「汚れをきれいに落とす」ことと「保湿する」ことが大事です。頭皮を刺激するものはなるべく避けることをおすすめします。ただし、低刺激のベビーシャンプーは皮脂があまり出ない赤ちゃん用に作られており、洗浄力が弱いので、おすすめできません。また「髪が少ないからボディシャンプーで洗ってもよいのでは?」と思われるかもしれませんが、頭皮は身体や顔の約3倍も皮脂が出るため、ボディ用では洗浄力が不十分です。これまで使用していたシャンプーでトラブルがなければ、それを使用するのがよいでしょう。



Q. ヘアケアのためにしておきたい習慣はありますか?

A.

身体を温める習慣を身につけることです。身体を温め、全身の血行をよくしていきましょう。例えばゆっくりと入浴する時間を作る、根菜類などの内側から身体を温める食材をいただくなど、頭皮だけでなく、全身を温めてあげることが大切です。



Q. 抗がん剤投薬終了後のヘアケアは何をしたらいい?

A.

脱毛期間が終わったら、質のよい髪が生えてくるように頭皮環境を整えましょう。血行を良くすることが頭皮環境を整えるコツです。頭皮を傷つけないたえにも、マッサージよりツボ押しがおすすめ。指や爪で頭皮を傷つけないように注意しながら、指の腹を使ってツボ押しを行いましょう。気持ちいいと感じる程度の圧でツボを刺激すると、血行が良くなり、頭皮を作る栄養が運ばれます。また、炭酸系のシャンプーなどを利用すると、頭の血行促進にも。



Q. 生え替わった髪の質は以前と変わってしまうの?

A.

個人差がありますが、投薬終了後1ヶ月〜1ヶ月半ほどで新しい髪の毛が生えてきます。最初に生えてきた毛髪は「くせ毛」「軟毛」「白髪」になる人もいます。多くは“毛穴のゆるみ”が原因なので、頭皮環境を整えることが重要です。ずっとくせ毛や軟毛というわけではなく、少しずつ時間をかけて、もとの髪質に戻る人が多いようです。ただ、ホルモン療法を続けている方は、その期間、前髪や頭頂部のボリュームや長さが戻りにくい傾向があります。



Q. サロンでのヘッドスパやヘッドマッサージはいつから大丈夫?

A.

脱毛中は頭皮に余計な負担をかけないことを優先させましょう。抗がん剤の投与中はとくに頭皮を傷つけないように、保湿を心がけてください。新しい自毛が生えてきたら、炭酸系のヘッドスパで血行促進するのがおすすめです。激しいマッサージや刺激の強い頭皮ケア剤など、頭皮に負担をかけるような施述は控えましょう。



Q. 抗がん剤投薬をはじめると、爪にはどんな影響がありますか?

A.

抗がん剤の投与期間中は「変色する」「変形する」「黒いスジが入る」「薄くなり、割れやすくなる」「凹凸になる」などが見られます。爪は成長が阻害されたり、もろくなったりすることがあります。



Q. 爪が黒く変色してきたのですが、戻りますか?

A.

皮膚が黒ずむのと同じように、抗がん剤の副作用で爪も黒く変色する方がいます。新しい爪に生え替わるまで、時間はかかりますが、副作用による一時的なものです。できるだけ、クリームやオイルでの保湿を心がけ、爪の付け根を軽くマッサージするなどのケアを継続的に行ってください。



Q. 自宅でのマニキュアはいつ頃からできますか?

A.

指先の痛みや腫れ、炎症や出血、「手足症候群」などの症状がない場合、マニキュアは爪の保護にも役立ちます。ただ、病院では末梢血管で酸素飽和度を測定したり、治療の進み具合を確認する場合もあるため、通院前には必ずオフしておくことが望ましいです。治療や診療の妨げになってしまうので、投薬終了後もジェルネイルはお休みするのがベストです。



Q. 皮膚障害はどれくらいの期間続きますか?

A.

薬剤の影響がなくなれば、皮膚の状態も改善していきます。だいたい投与終了後、1ヶ月〜1ヶ月半で皮膚障害の症状は落ち着いていくと考えてください。



Q. 日常生活で気をつけられることはありますか?

A.

「清潔にすること」「保湿すること」を基本に、こまめなケアを行ってください。また、UVケアとかき傷をつくらない工夫が大切です。



Q. 皮膚や爪の黒ずみが出た場合のケア法は?

A.

とにかく保湿し、色々な成分が入っている高機能な保湿系コスメは避け、成分が限りなく水に近いローションを1日何度も塗ってあげましょう。ワセリンで保護してあげるのも有効です。また、日焼けには十分に注意が必要です。



Q. にきびのようなブツブツが出てきた場合のケア法は?

A.

投薬開始後、数日〜2週間をピークににきびのようなブツブツが出る「ざ蒼様皮疹」という症状が出る方もいます。ニキビとは違い、必ずしも細菌感染を伴いません。頭部、顔、胸、下腹部、背中、腕や脚にできることが多く、毛穴近くにできると、強い痛みを感じる場合も。症状が強い場合は抗生剤の服用で改善しますので、主治医に相談してみてください。



Q. ほてりや熱感のあるブツブツがでてきた場合のケア法は?

A.

皮膚に赤いブツブツや斑点がでてくる「発疹・紅班」という症状です。ひどくなると、皮膚がむけてしまう方も。悪化させないためには、やはり保湿が重要です。症状がひどくなる場合は、ステロイド剤や皮膚の冷却で改善するので、主治医に相談しましょう。



Q. いつからエステサロンに行ってもよいでしょうか?

A.

皮膚に症状がでている時期の施術は避けるのがベストです。
だいたい投薬終了から2ヶ月〜1ヶ月半ごろ、症状が落ち着いたらフェイシャルやボディも受けて大丈夫です。



Q. 抗がん剤投薬をはじめると、肌にも影響がありますか?

A.

副作用で皮膚障害が起こる方もいます。主な副作用の症状は2つです。ひとつは手や足の裏、指先が知覚過敏になり、ひりひりしたり、ちくちくする、ほてりや赤い斑点、腫れなどが起こる「手足症候群」。もうひとつは、皮膚や爪の色が黒ずむ、爪の変形、爪にスジがでる「色相沈着」です。皮膚に何かしら症状が出た場合は、主治医に相談して、皮膚科の受診をおすすめします。抗がん剤治療と並行して、皮膚の症状を緩和していくことも可能です。



Q. 治療前に髪をきってしまったほうがよいですか?

A.

ロングヘアのまま投与治療を始めると、抜け毛が絡み頭皮を痛めやすく、抜け毛の処理が大変、精神的なダメージを強くなるなどの理由から、脱毛が始まる前にショートヘアにしておくことをおすすめします。けれども無理に切る必要はありません。ご本人ができるだけ気持ち良く 過ごせることを 優先しましょう ショートにする場合、 ウィッグを着けるタイミングで自毛も短めにカットすれば、 ウィッグへの移行もスムーズです。



Q. 美容室はいつからいっても大丈夫?カラーやパーマはいつからしてもよい?

A.

カットのみであれば、自毛が生え始めたら大丈夫です。カラーやパーマに関しては、頭皮へのダメージを考えるとしばらく様子を見て、自分の髪の毛がきちんと生えそろった段階で行うのがいいでしょう。



Q. 医療用ウィッグと普通のウィッグはどうちがうの?

A.

医療用ウィッグは抗がん剤でデリケートになった頭皮に優しいインナーキャップが入っていたり、透けないよう考慮して作ってあります。



Q. 人毛ウィッグと人工毛ウィッグの違い

A.

人毛はナチュラルパーマやカラーなどの施術も可能で、静電気も受けにくいです。しかし、退色したりパーマがとれたり、ダメージを受けることも。人工毛は痛みにくい一方、カラーの施術はできません。パーマはできませんが、コテでのクセ付けはできます。しかし静電気を受けやすいので、ロングヘアーは絡まりやすいです。



Q. ウィッグでもヘアアレンジすることはできるの?

A.

ワックスやスプレーなどのスタイリング剤をつけても大丈夫です。また、ホットカーラーや、カールアイロンを使ったアレンジも可能です。ただし、スタイリング剤をつけた場合は必ずお手入れを。また、自宅でカラーをするのは避けましょう。



Q. 普段のお手入れはどうしたらいいの?

A.

毎日つけるウィッグですが、洗う頻度は3日に1回を目安にしましょう。汗をかきやすい夏場は毎日洗っても大丈夫です。



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